「プロスポーツ選手のキャリアで大切なポイント」は、今回で最終回です。

これまで、スポーツ選手がセカンドキャリアに至るまでの環境整備について、
以下2つのコラムを書いてきました。

ポイント①“目標達成思考力”を高める環境をつくる
ポイント②価値の交換を意識する

続いて今回は、
ポイント③セカンドキャリアにおける“価値交換相手との接点を持つ”です。

前回のコラムでも記載した通り、現役のプロ選手も、所属するクラブ・球団と価値交換はしている(代理人を交えている場合も多い)のですが、それ以外の方々との価値交換の実践(=ビジネス)の機会は、工夫しない限りありません。

以前、私の個人ブログでもご紹介しましたが(元Jリーガー・MLSプレイヤーと話したプロのセカンドキャリアで大切なこと)、現在VONS市原のGM西村卓朗さん(選手時代はレッズ、アルディージャ、MLSでプレー)は、

「僕も色々と考えながら選手やってきたけど、引退してビジネスに関わるようになって感じたのは、”やってみなきゃわからない”ということ。知識と実践は全然違う。最初は何もわからず、ボロボロ(笑)。でも、実際やってみてキャッチアップしてきた」

とお話されていました。

実践と言っても、現役選手にとっては、物理的・時間的制約、人脈・ネットワークなど様々な障壁が存在するのは事実ですが、何もしなければ外界・ビジネス界との接点は非常に遠く、閉ざされたものになりがちです。

勿論、セカンドキャリアのために競技パフォーマンスを高めるための時間を削るのは本末転倒ですが、選手自身やクラブ・球団、リーグでやれることもあると思っています。

例えば、選手個人でできることとして、以下のことが挙げられます。

●身近なところでは、選手自身がSNSなどでファンや個人のスポンサーを獲得してみる
●現役時代からスクールのコーチを経験してみる
●クラブのスポンサーと接する機会があれば隙を見て、自分個人を売り込んでみる

失敗するかもしれませんが、実践として大きな経験になるはずです。

また、クラブ・球団・リーグ側ができることとしては、
選手をスポンサー営業に同行させるなどの機会を作ることなどが考えられます。

クラブにとっては、選手に借りをつくる行為であったり、競技パフォーマンスの観点から強化側からの反対にあったり、オフシーズンにはスポンサー営業はほぼ終わっているなど、様々な障害はあると思いますし、簡単なことではありません。

しかし、実際に現役選手でありながらビジネスの世界でも活躍している方もいるのです。

タイ・プレミアリーグで活躍(ベストイレブンに選出など)している猿田選手は、現役選手として十分な報酬を得ながら、サッカースクールの経営にも携わっています。

ビジネスやライフデザインに対する感度が高く、そのような機会を望む選手も一定数いるので、様々な障害を乗り越え、クラブ・球団と選手の双方がベネフィットを得られるような機会は創れるはずです。(将来、フォワードでチームを保有したらチャレンジしていくつもりです!)


これまで3回にわたり、「プロスポーツ選手のセカンドキャリアで大事なポイント」を書いてきました。

アスリートの方は、目標を乗り越えようとする力や集中力が非常に強い方が多いので、その強みを活かしてビジネスの世界でも活躍してほしい!というのが、私の最も強い想いです。

そして、フォワードができることとして、近い将来「プロスポーツ選手のインターンシップ」を受け入れて、実践・体感の場を提供したいと思います。勿論、スポーツ事業だけでなく、ブランドコンサルティング業務もご経験頂きたいと考えています。

コラム・ブログをご覧になっているプロスポーツ選手で、
ご興味ある方は、是非オフシーズンにでもご連絡ください!