皆さん、こんにちは!
インターン生の高橋です。

今回のコラムでは、1月10日に弊社で開催したセミナー「成果を出し続けるプロフェッショナル」の内容について書きたいと思います。

本セミナーでは、長い間Jリーグの舞台で活躍し、現在はJリーグ選手会アドバイザーも務める元サッカー選手の戸川健太さんを招き、自身のサッカー人生をもとにして、プロフェッショナルのあり方について語っていただきました。

<戸川健太氏プロフィール>

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東京都出身。小学生時にサッカーを始め、東京ヴェルディユースを経て明治大学サッカー部に入部。在学中にJFA・Jリーグ特別指定選手に承認され、東京ヴェルディ1969(現東京ヴェルディ)の一員としてJリーグのピッチに立つ。4年時にはユニバーシアード日本代表に選出され、同大会に出場。その後2008年に横浜FC、2011年にガイナーレ鳥取、2015年に福島ユナイテッドFCに加入するなど、計13年間でJリーグ4チームでプレーした。2016シーズン終了後に現役を引退し、現在はJリーグ選手会事務局のアドバイザーや解説者として活動。
 

本セミナーの第一部では、弊社代表の加藤が登壇し、今の企業に求められる「プロフェッショナル人材」の要件について、具体的な事例を交えながら説明しました。

講演の中では、プロサッカー選手を例に出し、プロスポーツ選手は成果・結果の創出に対して危機感を常に感じる環境におり、「危機感」「使命感」が成果に対する基準を引き上げていることを解説しました。
また、そのようなプロスポーツの世界を参考に、社内移籍制度やインセンティブ制度などにより「危機感」と「使命感」を感じさせる環境を作ることができることも紹介しました。

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しかし、環境を整えただけでは、組織・個人は変革しません。「プロフェッショナル人材」を育成するには成果創出に対するモチベーションの高さが重要です。

加藤は、高いモチベーションを維持するための技術として、「自身のモチベーションを下げないよう思考をコントロールする技術」「自身のなりたい姿を明確化し目標に向かうエネルギーを高める技術」の二つが必要であることを指摘し、そのようなプロフェッショナルな個人が増えることが環境変化に対して早く柔軟に対応できる組織作りに役立つと締めくくりました。

第二部では、Jリーグ選手会アドバイザーの戸川健太さんが登壇し、自身のサッカー人生をもとにして、プロフェッショナルな人材のあり方などについて語っていただきました。

戸川さんは、高卒でのプロ入りを目指していましたが、高校三年時に大きな怪我をします。手術は成功するも再度怪我をし、その後膝の怪我の回復の見込みはなかったそうです。また戸川さんは、高校時代から周りの選手に比べて技術的な才能ははるかに劣っていたため、結果として高卒プロは断念することになります。

しかし、この時、プロサッカー選手になりたい、周りの選手に負けたくないという自分の思いは決して捨てなかったと言います。その後大学に進学し、膝の怪我と向き合いながら努力を重ね、大学卒業時には東京ヴェルディに入団。晴れてプロ入りの夢を果たしました。

戸川さんは講演の中で、自身がプロ入りの夢を果たすことができた要因として以下の二点を挙げました。
・逆境においてこそ自身の目標を明確にし、目標を見失わなかった。
・技術的な才能がない分、チームで求められている自分の役割を常に考えた。

一つ目に関しては、モチベーションを維持するために、自身のなりたい姿を明確化し目標に向かうエネルギーを高める能力であり、二つ目に関しては、組織のどこで自分の価値を発揮できるかを考え、それを実践する能力で、どちらの能力も「プロフェッショナル人材」に必要な要素だと思います。

戸川さんは東京ヴェルディで5年間プレーした後、横浜FCへ移籍します。オリジナル10(Jリーグ発足時に加盟した10クラブ)の一つでありその年J1に昇格を決めた東京ヴェルディに対し、横浜FCはJ2に昇格し3年目のチーム。
当然、環境は十分恵まれているとは言えず、選手のレベルも劣るが、それでも移籍を決断したのは、「自分を必要としてくれるチームでプレーしたい」という想いだったと言います。

しかし、3年間横浜FCでプレーした後に、戸川さんはチームから戦力外通告を受け、コーチとしてのオファーを受けることになります。戸川さんはこの時引退も考えたが、コーチをやりたくないという自分の思いは曲げることができなかったと言います。それならばコーチ以外の選択肢を自分自身で増やすしかないと考え、戸川さんはこの時語学の勉強を開始したそうです。その後ガイナーレ鳥取、福島ユナイテッドへ移籍しても、語学の勉強を欠かした日はなく、福島ユナイテッド時代には選手兼通訳として活躍することができたと戸川さんは語ってくれました。

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戸川さんは、自身のモチベーションを下げないように新たな選択肢を自分で増やすという柔軟な思考の転換を行なったことで、戦力外通告という逆境においても屈しなかったのだと思います。このように、自身のモチベーションを下げないように思考をコントロールする技術も「プロフェッショナル人材」に必要な要素だと言えます。

最後に戸川さんは、自身の現状を話してくれました。
選手を引退し、現在はJリーグ選手会アドバイザーを務めている戸川さんですが、自身の選手時代の経験が今の仕事に活かされていると言います。戸川さんは現在、サッカー選手のセカンドキャリアについて真剣に考える活動を行なっており、自身の語学学習の経験も踏まえながら、選手に対して自分の選択肢を広げる重要性を指摘し、時には厳しい現実を突きつけることもあるとのことでした。

以上長々とセミナー内容について書かせていただきました。
読者の皆さんが、このコラムを読んで、プロフェッショナル人材育成のための環境と方法論について少しでも参考になることがあれば幸いです。

なお、セミナー内容について気になる点がある方は弊社まで気軽にご連絡ください!

また、弊社では今回のセミナー以外のセミナーも行っていますので、そちらの方も是非気軽にご参加ください。